山崎まさよし「ウィキペディア」気にする意外な訳 デビュー25周年「自分への評価は過剰だと思う」
よく25年も続いたなぁ
──こんにちは、『LEON』です。よろしくお願いします。
山崎:(雑誌をめくりながら)『LEON』という雑誌名って、リュック・ベッソン監督の映画から来ているんですよね?
──はい。『LEON』の姉妹誌として『NIKITA』という女性誌も出していました。
山崎:そうなんですか! 僕、監督に会ったことがあるんですよ。ベッソン監督の映画『アンジェラ』のオマージュソングをリリースした関係で、来日の際に花束をお渡ししたんです。あれはどのくらい前だったかな……。
──(スマホで調べて)2006年、15年前ですか!
山崎:そんなになりますか……。
── と、話の流れからでナンですが、デビュー25周年おめでとうございます。山崎さんは『LEON』の読者層ともリンクするので、「山崎さん、デビュー25周年かぁ」と感慨に浸っている読者も多いと思うのですが、山崎さん本人は、25年という歳月を、今どのようにとらえていますか?
山崎:よく25年も続いたなぁ、ありがたいなぁと(笑)。でも、こんな取材を受けておいてアレですが、僕、自分に対する評価って、過剰だと思っているんです。
例えば、ウィキペディアを見るとズラっと経歴が載っていますが、その経歴に見合った活動が本当にできているのだろうかと不安を感じてしまうんです。音楽的なコンプレックスをもっていたこともあったし、自分に自信をなくすことも多いし。何度、解放してくれと思ったことか(笑)。
でも、「好きこそものの~」と、意地でやってきた、そんな25年だったんじゃないかなと思っています。