山崎まさよし「ウィキペディア」気にする意外な訳 デビュー25周年「自分への評価は過剰だと思う」

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──少し意外です……。山崎さん、世間の評価は気にしないタイプだと思っていました。

プリントシャツ 1万8800円 RAGA MAN 、カーゴパンツ 1万3000円 REELL(ともにHOLLYWOOD RANCH MARKET TEL/03-3463-5668)、バングル5000円 FACTOTUM ( FACTOTUM LAB STORE TEL/03-5428-3434)、他 スタイリスト私物。価格はすべて税別。(写真:岸本咲子)

山崎:意外とチキンハートでして(笑)。「俺は俺だ!」と突っ走っていた時期もありましたが、結婚して家族をもったら周囲の評価が気になり出しました。「老けたな」とか、嫌なコメントを見ると、そればっかり気になっちゃうんですよ。そりゃ老けるやろって感じですけど、けっこう傷つきやすいんです(笑)。

ただ、僕くらいの年齢だと周りの評価は気にしないという人も多く、自分もそうなっていきたいなと思いつつ、同時に、ある程度、周囲の評価にゆだねることも大切かなとも考えていて。「俺はみんなにこう思われてるぜ!」と自分で決めつけるのも気持ち悪いじゃないですか。

──なるほど、周りの声から自分が見えてくるという側面もあるかもしれませんね。

山崎:例えば、僕はときどき役者の仕事もしますが、少し前まで、役者というのは、自分には不要のプロフィールだと思っていたんです。役者としての活動は、プロフィールに書かなくていいよ、やめてって(笑)。でも実際役者の仕事もけっこうやってるやん、もうええわ、書いておいてと、最近では開き直っています。

作詞、作曲、楽曲、ボーカルもほぼ全部自分でやる

──では、今回のプロフィールにも入れさせていただきますね(笑)。9月22日に発売のオリジナルアルバム『STEREO 3』についてもぜひお話を聞かせてください。まず、25周年のメモリアルアルバムを、 プライベートアルバムの位置づけである『STEREO』シリーズの第3弾にした理由をお伺いしたいです。

山崎:そうなんです、『STEREO』シリーズって “作詞、作曲、楽器、ボーカルもほぼ全部自分でやる”という位置づけのアルバムで、いろいろなミュージシャンと一緒に作るフルアルバムとは異なります。今回の『STEREO 3』も、ほとんどの楽器は僕が演奏しています。

でも実際は、このアルバムに限らず、数年前からひとりでやることが多くなっているんですけどね。他者と関わることが煩わしいというわけではなく、単純に自分ひとりでやったほうが早い(笑)。コロナ禍という、ご時世もありますし。

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