世界のバブル崩壊がついに始まったと言える理由 恒大集団をネタにした下落に隠されている真実

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競馬である。

オールカマーはレイパパレ、神戸新聞杯は「あの馬」

強い馬が強いレースをするのが、競馬だ。この週末はそれを期待したい。

中山競馬場で行われるオールカマー(26日の第11レース、芝の2200メートル、G2)はレイパパレ。宝塚記念に敗れ、デビューからの連勝記録は6で止まった。いったん連勝が止まると回復が難しいことが多いが、レイパパレが真の一流馬ならそんなことはない。彼女は本物だと信じているので。ここも完勝してほしい。

一方、中京競馬場での神戸新聞杯(同日の第11レース、芝の2200メートル、G2)は、藤原英昭厩舎で福永祐一騎手騎乗のシャフリヤール。

私はダービーで意地になってしまい、この馬を本命にしなかったことを後悔している。藤原厩舎と福永騎手というのは、私にとっては、最も信頼できる、もっとも馬のことを考え、馬を成長させるレースをするコンビだ。だから、前哨戦を何が何でも勝つ、というレースをせずに、教育的なレースをすると思われ、取りこぼすリスクはあるのだが、それでも、いやそれだからこそ応援したい。単勝。

ちょっと気が早いが、来週10月3日にフランスのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞が待ちきれない。ディープインパクト産駒のスノーフォールが注目されており、日本から参戦するクロノジェネシスとあわせてこの2頭が人気になると思う。だが、私は日本からもう1頭参戦するディープボンドがいちばん強いと期待している。楽しみだ。

小幡 績 慶應義塾大学大学院教授

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おばた せき / Seki Obata

株主総会やメディアでも積極的に発言する行動派経済学者。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2001~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2003年慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授、2023年教授。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『アフターバブル』(東洋経済新報社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(同)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(共著、洋泉社)などがある。

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