日経平均の「大相場」が始まったのかもしれない 「倍返し」では終わらない可能性が出てきた?

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次の自民党総裁が誰なのかはわからないし、日本経済は盤石ではない。だが33年ぶりに示現した日経平均の「12陽連」は、何かを暗示しているのかもしれない(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

日本株は9月に入ってから予想外の急騰で景色が一変した。投資家の多くが今考えていることは、当然ながら「この相場は続くのか。上がるとすればどこまで上がるのか」だろう。

そこで、最もシンプルなテクニカル目標値である「倍返し」で考えてみよう。下落から反転した相場は、まず下落幅の半値戻しが目標値となる。そして半値戻しを達成した場合は、「半値戻しは全値戻し」の相場格言のごとく、全値、つまり「下げる前の水準」まで戻す可能性が高い。

「倍返し」は「ドラマの流行語」ではない

では、全値を戻すとどうなるか。その全値戻しの位置から下げ幅の分だけ、さらに上昇する可能性に期待するのが「倍返し」だ。これは昔からある相場理論であり、近年のドラマからとってきた流行語ではない。

今回のコロナ相場を日経平均株価のチャートで見ると、2つの大きな下げが見えるはずだ。1つは、世界が震撼した2020年3月のいわゆる「コロナショック」である。もう1つは、新型コロナウイルスのデルタ株感染が予想外に拡大し、今年2月高値を起点にした8月までの下げ相場だ。

前者は、2020年1月20日の2万4083円が3月19日の1万6552円まで7531円下げたので、倍返しは3万1614円となる(いずれも終値ベース)。一方の後者は、今2021年2月16日の高値3万0467円が8月20日の2万7013円までの下げ幅3454円の倍返しで、3万3921円となる。

つまり、今の9月相場を「昨年のコロナショックから立ち直る相場の最中」という大きな波動で見ると、目先の日経平均の目標値は3万1614円となる。一方、「倍返し相場は2021年2月16日の3万0467円で未達のまま終わった」と考えると、今度は後者の倍返し相場の目標値3万3921円が今回の上値目標値となる。

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