ウサギの耳はなぜ長い?動物人間で見るその凄さ 「環境に合わせて変化していく力」に学ぶ

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② 鳥は空を飛ぶために胸の筋肉だけムキムキになった
(出典:『カメの甲羅はあばら骨 ジュニア版』)

イラストの「鳥人間」からわかるように、鳥は空を飛ぶために胸の筋肉だけが異常に発達しています。飛ぶためにはつばさを羽ばたかせる必要がありますが、羽ばたくために必要な筋肉には2種類あります。つばさを下に振り下ろすのには大胸筋という筋肉を使い、つばさを振り上げるのには小胸筋という筋肉を使います。料理に使われる鶏肉でいうと、大胸筋がむね肉、小胸筋がササミにあたります。この大きな筋肉を支えるための大きな骨も持っています。

人間には胸、みぞおちからのどにかけて胸骨という骨がありますが、鳥にはこの胸骨が飛び出した「竜骨突起」という骨があります。この骨とそこについている大きな筋肉で、いわゆる「ハト胸」になっているのです。

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