ウサギの耳はなぜ長い?動物人間で見るその凄さ 「環境に合わせて変化していく力」に学ぶ

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鳥の中の例外、ペンギン

③ ペンギンは泳ぐために骨が重くなり、翼が板状になった
(出典:『カメの甲羅はあばら骨 ジュニア版』)

鳥は空を飛ぶために、体がとても軽くなっています。重い歯のかわりに軽いクチバシがあり、骨の中身はスカスカになっています。

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しかし、鳥の中にも例外がいます。それがペンギンです。ペンギンは空を飛ばず、水の中を泳ぎ回る鳥です。骨を軽くする必要もありませんし、骨の中がスカスカだと逆に体が軽すぎて水の中にうまく潜れません。そのためペンギンの骨は、ほかの鳥と違って中身がしっかりつまった重い骨になっています。

そして、つばさはヒレのようになっています。中の骨は1枚の板のようになっていて、肩の関節以外は動かなくなっています。羽ばたくことでボートのオールのように水をかき、水の中を時速30㎞のスピードで泳ぐことができるのです。

ここで取り上げた動物以外にも、実際の動物を見ながらお子様と「環境適応力」について学んでみてはいかがでしょうか。

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