ダイエット中でも「おにぎりはOK」な医学的理由 極端な糖質制限で体重を急に減らす危うさ

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おかずを無制限に食べている場合、糖質は減らせていても、タンパク質・脂質が過剰になり、結局は太ってしまうということも少なくありません。また、ご飯を抜いて糖質を減らしているつもりで、主食以外から知らず知らずに糖質をとっていることもよくあります。こってりした濃い味付けが好きな場合、とくにそのような傾向があるようです。

糖質と脂質、どちらが良い悪いではなく、どちらも食べすぎれば当然太ります。「腹八分目に医者いらず」というように、お腹いっぱいになるほど食べすぎず、適量でおさめることが何より大切です。

食欲をコントロールしているのは、脳の視床下部にある摂食中枢と満腹中枢。血糖値の上下によって、空腹・満腹という感覚を生じさせます。食欲に支配されず健康的に無理なくやせるには、この「血糖値」をうまくコントロールし、満腹感を持続させることがポイントになります。

太らない人の炭水化物の取り入れ方

そこでおすすめしているのが「お米」です。お米は、血糖値の上下が緩やかで、腹持ちがよく、実は健康的な食材といえます。ただし、一気にたくさん食べてしまっては、血糖値が急激に上昇し、インスリンの分泌が増えて太りやすくなってしまいます。血糖値の変動を小さくするために、よく噛んでゆっくり食べることが大切です。

手間がかからず、忙しい方にもぴったりなのは「おにぎり」です。具材を工夫すれば、栄養バランスのとれた優秀なダイエットメニューになりますし、玄米やもち麦など雑穀入りのご飯を使うと、さらにダイエット向きになります。

極端な糖質制限や食べないダイエットと違い、空腹感、疲労感、イライラ感などのストレスが非常に軽く、負担を感じずに取り組むことができます。忙しいビジネスパーソンにもおすすめの方法です。「お昼はコレ」と決めてあらかじめ準備しておけば、誘惑に負けることもなくなりますね。

いくら健康のためといっても、おいしい食事でなければダイエットは続きません。そこで今回、監修した『ラクやせおにぎり』より、レシピを1つご紹介します。お米を上手に取り入れて、健康的な体作りをしてみませんか。

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