美人ヴァイオリニストの「質素な恋愛観」 新アルバム、恋愛・・・川井郁子さんにズバズバ質問!
――タンゴは男性と密着しますし、セクシーなダンスというイメージがあります。そういう意味での抵抗感などは?
それが全然ないんです(笑)。逆に女性の部分を解放できるというか、いつもと違う自分になれるというか……。
――なんだかドキドキしますね。ダンスが音楽に影響した面はありますか。
タンゴは男性が100%リードするんです。でも女性もついていくだけではなくて、男性の動きに全感覚を研ぎ澄まし、男性と一体になる必要があります。タンゴによって、そういう感覚が磨かれたように思います。この感覚は、演奏でもほかの方と共演する際など、演奏の呼吸を合わせるのにすごく大事なものなんです。
――9月6日に予定されているコンサートは、一転して和の世界です。
「道〜Blue Bird〜」といって、和太鼓や尺八、琴などを使った和の要素が強い舞台です。「道」というのは「女性の道」のことなんですね。女性というのは、恋愛や出産、幸せや苦しみのなかで、次々に生まれ変わっていく。私自身が娘を授かったとき、感じたことでもあります。失恋しても、ネガティブなものを引きずらないでしょう。そういった女性の強さや人生というものを、お客様に伝えられればいいなと思います。
――舞台で緊張しませんか。
それが全然、緊張しないんです。舞台では人が変わる、というか本当に嬉しい、という気持ちのほうが強くて、プレッシャーというものもありません。舞台が本当に好きなんですよ。
出会いは、なかなかありません
――舞台の上では奔放そうにもみえる川井さんが、実はシングルマザーで彼氏がいない、と聞きました。頼れる存在がほしいのでは?
そうかもしれませんね(笑)。でも、頼れる存在ということでなくても、たとえばデートとか、ときめくシチュエーションがあればいいな、とは思います。残念ながら出会いはなかなかないです。
周りには肉食系女子もいるし、「恋愛がエネルギーになる」というような、恋愛体質の女性も多いのですが、私はどちらかというとダメですね。うじうじしてしまう。仮に好きな人がいても、自分からアプローチできないんです。
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