企業統治+社会性はNTTドコモとオムロンだった。
CSR3部門の合計はSOMPO ホールディングス(295.8点)が昨年に続き1位だった。
財務部門では東京エレクトロンがトップ。総合でも29位とトップクラスを狙える位置にいる。同社は先日発表した「『離職する人が少ない大企業』ランキングTOP100」で離職率わずか1.0%だった。障害者雇用率、女性管理職、有給休暇取得率などはまだ改善の余地はあるものの、多くの従業員は満足して働いている様子がうかがえる。
さて、ESGやSDGsなど非財務情報の視点で企業を見る際に利用できるのが『CSR企業総覧』や東洋経済CSRデータだ。CSR(企業の社会的責任)やサステナビリティという考えをベースに幅広く情報を集め、一般的に言われているESGやSDGsといった内容もほぼ網羅している。
こうした基本情報があれば、あとは必要な部分を取捨選択していくことで適切な企業評価も可能となる。『週刊東洋経済』7月3日号で発表した「SDGs企業ランキング」は企業の社会的責任といった義務的な面のウェートを減らして作成した。CSRを基本にして別の視点を取り入れれば、多くの評価作成が可能になる。今後もこうした新たなランキングを積極的にご紹介していきたいと考えている。
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