アフガン撤退「バイデン大統領」は何を語ったか バイデン大統領のスピーチを全文掲載

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私は異なる場面で4回、こうした地域を訪れる機会があった。私は人々と会い、そして指導者たちと話をした。私は兵士たちとともに時間を過ごし、アフガニスタンで何ができて何ができないか直接理解するようになった。だから今、私たちはできることに力を注いでいるのだ。

われわれはこれからもアフガニスタンの人々を支援し続ける。外交、国際的影響力、人道支援といった面で主導していく。暴力を防ぎ不安定な状態を招かぬよう、地域の外交と関与を引き続き推し進めていく。アフガニスタンの人々、女性や少女たちの基本的人権について引き続き世界に向けて声を上げていく。

軍事ではなく、外交や経済ツールで人権問題に挑む

私はこれまで、人権は周辺的な問題でなく、私たちの外交政策の中心に置かれなければならないという考えを明確に示してきた。しかし、それを実現する方法は、終わりのない軍事展開によるものであってはならない。それは、私たちが行う外交、私たちの経済的ツール、そして私たちの活動に参加するよう世界を結集させることによって行われるべきものである。

アフガニスタンでの現在の任務を説明する。私は、アフガニスタンからのアメリカと同盟国の民間人の脱出、およびアフガニスタン人協力者や弱い立場にあるアフガニスタン人をアフガニスタン国外の安全な場所へ避難させることを支援する目的で、6000人のアメリカ軍をアフガニスタンに配備することを承認するよう求められ、それを承認した。

アメリカ軍は飛行場の安全確保と、民間、および軍のどちらの便も継続運航できるように取り組んでいる。われわれは航空交通管制を支配した。また、安全に大使館を閉鎖し、外交官を移動させた。現在、われわれの外交的プレゼンスは、空港においても固められています。

今後数日間で、アフガニスタンで暮らし、働いていた何千人ものアメリカ国民をアフガニスタン国外へ輸送する予定だ。また、民間人ーー現在もアフガニスタン国内で勤務している民間人協力者ーーの安全な脱出を支援し続ける。7月に発表した「Operation Allies Refuge」により、特別移民ビザの対象となったアフガニスタン人およびその家族がすでに2000人アメリカへ移送された。今後数日の間に、アメリカ軍はより多くの特別移民ビザの対象となるアフガニスタン人およびその家族をアフガニスタン国外へ移動させる支援を行うことになっている。

また、アメリカ大使館、アメリカの非政府組織、そしてアメリカの報道機関に従事し、危険にさらされうる弱い立場のアフガニスタン人も網羅できるように難民の対象を拡大している。

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