「中田敦彦の話し方」何が凄いか、プロが大解剖 YouTuber「一流と二流」分ける3つの必殺技は

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まさに、YouTube界きっての話し方の達人が『世界最高の話し方』について解説するという「神回?」だったわけですが、本の魅力を何倍にも膨らませて伝える話法は脱帽ものでした。

何はともあれ、ぜひ彼のYouTubeチャンネルからご覧いただきたいのですが、ここでは、中田さんがYouTubeの達人たる「3つの理由」を分析しましょう。

「アウトプット」の10倍以上「インプット」に時間をかける

【1】情報や知識の「超インプット力」

YouTuberの一流と二流を分けるもの。そのなかで最も重要な条件は、「超インプット力」です。

実は私は中田さんをお見かけしたことがあります。メディアの取材を受けるために、とあるカフェに行ったときのことでした。こちら側は私と記者、カメラマン、編集者の4人。少し離れたテーブルに座って、一心不乱に本を読み続けていたのが彼でした。

客はほかにはいません。お店の許可を得て、カシャカシャと撮影などもしていたのですが、そうした雑音やわれわれの気配にも一顧だにせず、1時間以上、まったく顔を上げることなく、ページをめくり続けていました

そのすさまじい「集中力」が非常に印象的だったわけですが、優れたYouTuberのひとつめの条件がこの「超インプット力」です。

二流YouTuberはただ、思いつくままにだらだらと話をしたり、脈絡もなく荒唐無稽なことをしたりするだけですが、一流は、カメラに映る時間、つまりアウトプットする時間の10倍以上の時間を準備やインプットにかけています

彼は毎回、解説する内容の要旨を手書きで白板に書いており、それらもすべて自分で考え、何回も推敲して仕上げています。

膨大な量の情報や知識などのインプットを「消化」し、その本質だけをアウトプットとして「昇華」する。これは、日ごろのプレゼンにおいても非常に重要なプロセスです。

スティーブ・ジョブズジェフ・ベゾスなどは、大切なプレゼンの前には何日もリハーサルをし、コンテンツを作り変え、完璧なアウトプットに仕上げました。

一流のプレゼンターは「超インプット」と「準備が9割」。これがまずひとつめの鉄則です。

次ページ2つめの「達人技」は?
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