複業で「成功する人」「失敗する人」の決定的な差 「成功しなければ」というプレッシャーは捨てよ

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副業にチャレンジするにあたり、「一歩目を踏み出す」うえで知っておきたい知識・マインドをお伝えします(写真:zak/PIXTA)
企業の副業解禁が相次ぐ昨今。自分もチャレンジしたいと思いつつも、「何から始めればいいかわからない」「失敗が怖くてスタートできない」と二の足を踏んでしまっている人もいるのでは?
数々の複業を経験し『【スタンフォード式】世界一やさしい パラレルキャリアの育て方』を上梓した江端 浩人氏が、「一歩目を踏み出す」うえで知っておきたい知識・マインドをお伝えします。

複業は必ず成功しなくてもいい

複業(副業)をはじめてみたいけれど、失敗が怖くてなかなか一歩を踏み出せない――そんな人も多いでしょう。しかし、挑戦したら必ず成功しなければならないわけではありません。失敗したら、そこから達成できそうな目標を新たに立てればいいのです。

必ず成功しなければいけないと考えると、プレッシャーになって一歩が踏み出しにくくなります。だから「失敗してもそれが経験になる」と失敗を含めたイメージを持ち、実際に失敗したときには「どうしたらこの失敗をプラスにできるか」と考えるのです。

ただ、これは「最初から失敗を目標にする」とは違います。その点は勘違いしないようにしてください。成功することだけを目指して挑戦しなくてもいい、という意味です。「Contingency Plan」という言葉があります。これは「代替プラン」を意味する言葉で、つねに「Contingency Plan」を用意しておくべきだと思っています。

経済危機や自然災害でも「数十年に一度の○○が起きてしまい、想定外でした」などと表現することがあります。でも、数十年に一度であれば、自分が生きている間に、少なくとも1回は起こるわけです。そこで事前に「Contingency Plan」をつくっておけば、危機に直面しても大きな失敗になりません。

「これしかない」と思って突き進んでしまって失敗すると、落ち込んで二度と立ち上がれなくなってしまうこともあります。しかし複業の場合、失敗しても本業やほかの複業があります。リスクヘッジできているので、また違う方法で挑戦できるのです。

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