複業で「成功する人」「失敗する人」の決定的な差 「成功しなければ」というプレッシャーは捨てよ
複業は必ず成功しなくてもいい
複業(副業)をはじめてみたいけれど、失敗が怖くてなかなか一歩を踏み出せない――そんな人も多いでしょう。しかし、挑戦したら必ず成功しなければならないわけではありません。失敗したら、そこから達成できそうな目標を新たに立てればいいのです。
必ず成功しなければいけないと考えると、プレッシャーになって一歩が踏み出しにくくなります。だから「失敗してもそれが経験になる」と失敗を含めたイメージを持ち、実際に失敗したときには「どうしたらこの失敗をプラスにできるか」と考えるのです。
ただ、これは「最初から失敗を目標にする」とは違います。その点は勘違いしないようにしてください。成功することだけを目指して挑戦しなくてもいい、という意味です。「Contingency Plan」という言葉があります。これは「代替プラン」を意味する言葉で、つねに「Contingency Plan」を用意しておくべきだと思っています。
経済危機や自然災害でも「数十年に一度の○○が起きてしまい、想定外でした」などと表現することがあります。でも、数十年に一度であれば、自分が生きている間に、少なくとも1回は起こるわけです。そこで事前に「Contingency Plan」をつくっておけば、危機に直面しても大きな失敗になりません。
「これしかない」と思って突き進んでしまって失敗すると、落ち込んで二度と立ち上がれなくなってしまうこともあります。しかし複業の場合、失敗しても本業やほかの複業があります。リスクヘッジできているので、また違う方法で挑戦できるのです。