マイクロソフトは今年4月に買収を完了したノキア携帯電話機部門の人員を1万2000人ほど削減するなど、さっそくリストラモードに入っている。4月時点で、ノキア元CEOで、現在、マイクロソフトのモバイル部門の責任者を務めるスティーブン・エロップ氏は、買収直後のライブQ&Aイベントにおいて「ブランド名を変えるとの噂があるが?」との問いに対し、次のように説明をした。
「現在、マイクロソフトはノキアブランドを利用する権利を持っており、しばらくは使用する。しかし、長期的視点ではスマートフォン向けブランドとしては利用できなくなるだろう。それゆえ新しいスマートフォンブランドを選定する作業がすでに進んでいる」
ノキアブランドを残すべき
夏野氏は「ブランドを変えるのはよくない」と指摘する。その事例として、JAL(日本航空)がJAS(日本エアシステム)と合併した際、長年使っていた「鶴丸」のブランドを廃止したことを事例としてあげる。
「経営体制が変わったことを示すために、いろいろと手を加えたくなるのはわかる。しかし、ユーザーのためではなく、自分たちの論理で変えるとうまくいかない」と夏野剛氏は指摘する。
果たして、マイクロソフトは世界中で圧倒的な知名度を持つノキアブランドを使用し続けることができるだろうか?
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