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コロナ禍の飲食「ラーメン店」「焼肉屋」が安全な訳 安全な店とそうでもない店にある決定的な差

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  • 西村 秀一 国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルス疾患研究室長
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なぜかと言うと、麺を茹でる湯気や炒め物の油やにおいが店内に充満しないよう、強力に換気をしているからです。換気扇を見て大きなものを使っている店は安心していいでしょう。客が多くても隣同士でマスクを外して大声で会話しない限り、まずは大丈夫。ドアを開けておくような店なら、さらに安全です。

ところが最近は飲食店に対する新型コロナ対策のガイドラインとして、客とキッチンをビニールカーテンで仕切るように指導されていると聞きました。そうしないと補助の対象から外されるそうです。これはまったく逆の指導です。

焼き肉店はその点、キッチンの換気扇に頼らなくても、客の前に強力な換気装置があり、煙と一緒に周囲の空気を瞬時に吸い込んでくれるので、グリルを囲んだ対面の会食でも安全です。

アクリル板を置いても免罪符にならない

反対に狭くて閉め切った店は危険です。特に地下にある店は要注意です。いくらテーブルの上のアクリル板で直線に近い軌道で飛ぶ飛沫を防いでも、強力な換気設備がないかぎりエアロゾルはどんどん溜まるだけで外に出ていきません。 アクリル板を置いたからといって、対策をしているという免罪符にはなりません。

また、対座において座る席を、正面を避けて斜め向かいにしたとしても、エアロゾルに対しては完全に誤差範囲であり、何ら防御になりません。こうした店はコロナに限らず、他の呼吸器系のウイルス感染症が流行することもあるので、抜本的対策を考えるべきです。

基本的には換気あるのみです。空間除菌は役に立ちません。他の唯一の手段は強力な空気清浄機ですが、効果的に使うためには条件があります。店全体の空気がいつでも清潔に保たれるように工夫することで、客足を呼び戻すこともできるでしょう。

少し大きくてテーブル数が多いような店では、可能なら自分で風を読んで席を選び、危険から逃れましょう。もしできないのなら、なるべく短時間で切りあげることです。

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