「大根役者だった」西田尚美が名女優になった原点 映画やテレビの世界で活躍を続けられる秘密

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若くから人気モデルとして活躍後、女優へ転身。その後26年もの間、映画やテレビの世界で活躍を続け、幅広い層から人気を集める女優、西田尚美さんにお話を伺いました(写真:椙本裕子)
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世のオヤジを代表して作家の樋口毅宏さんが今どきの才能溢れる女性に接近遭遇! その素顔に舌鋒鋭く迫る連載。ゲストは、前回に続いて女優の西田尚美さん。若くから人気モデルとして活躍後、女優へ転身。その後26年もの間、映画やテレビの世界で活躍を続け、幅広い層から人気を集める国民的女優さんです。

本記事はLEON.JPの提供記事です

『さらば雑司が谷』『タモリ論』などの著書で知られる作家の樋口毅宏さんが、才能のある美しい女性の魅力を掘り出す連載対談企画「樋口毅宏の手玉にとられたい!」。

前編(こちら)に続きゲストは、女優の西田尚美さん。6月18日に公開となった新作映画『青葉家のテーブル』に主演された西田さんは雑誌『anan』『non-no』やCMの人気モデルとして活躍後、23歳で女優に転身。以降26年にわたって300以上の作品に出演して第一線で活躍されています。

果たして、その原点となった経験とは? 樋口さんが知られざるエピソードに迫ります!

レースクイーンのオーディションにも参加

樋口 広島の田舎が嫌で東京に出てきた女の子だった西田さんですが、そこから、どういう経緯でモデルに?

西田 文化(服装学院)のクラスメイトの男子が、モデル事務所は割のいいバイトになるからって、いくつかピックアップしてくれたんです。それでなんとなく入ることになって、はじめは何も決まらなかったんですが、オーディション慣れするためにレースクイーンのオーディションに行ってこいって言われて……。バブルの頃だったからかな。それで審査員のおじさんたちの前を水着で歩きました(笑)。

樋口 え〜〜〜!(驚愕) 本当に想像つかない!

西田 下向いて、とぼとぼ歩いただけですけど(笑)。なんでこんなことをしているんだろう? って当時はこの悔しさなのか悲しみなのか置き場がわからなかったです。それ以降はCMのオーディションばかりでしたし、あれは私の人生の中になくてよかった歴史かも(笑)。

樋口 黒歴史ってやつですね(笑)。モデル業は、雑誌からスタートされたんですか?

西田 一番最初に出たのは『MENS NON-NO』。現場に行ったら、雑誌で見たことのある田辺誠一さんや大沢たかおさんがいて、みんなイケメンだし、すごく煌びやかで、私なんかいていいのかな? って恐縮してましたね。でもまた撮影に呼んでもらって。あの編集さんが使ってくれなかったら、多分『non-no』にも出れなかったし、今の仕事もやってなかったと思います。

すごく煌びやかで、私なんかいていいのかな? って恐縮してましたね(写真:椙本裕子)

 

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