ホンダ「11代目シビック」遂にベールを脱いだ全貌 さらに大型化、国内では5ドア・ハッチを導入

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ディスプレイオーディオ(筆者撮影)

また、インパネ中央には、新型ヴェゼルにも採用されている9.0インチのディスプレイオーディオを配置し、走行中でもタッチパネルが操作しやすいように20mmの指置き台も新設した。なお、ディスプレイオーディオは、スマートフォンでエアコンやドアロックの施錠・解除などが遠隔操作でき、ナビの地図を自動更新する機能など、最新のコネクティッドサービス「ホンダコネクト」が利用できる(別途、契約と利用料金が必要)。

安全性を向上させたホンダセンシング

先進の安全装備では、独自の安全運転支援システム「ホンダセンシング」が、約100度の範囲を捉えるフロントワイドビューカメラや前後4個ずつのソナーセンサーなどを新採用することで、先代から機能の向上や追加が行われている。まず、「誤発進抑制機能」、「後方誤発進抑制機能」、「近距離衝突軽減ブレーキ」で構成される「踏み間違い衝突軽減システム」が追加された。また、高速道路を走行する際、車線の中央付近を維持するようにステアリング操作を支援する「車線維持支援システム(LKAS)」の機能が進化したほか、LKASが作動しない0~65km/hの速度域でもステアリングをアシストする「トラフィックジャムアシスト」も採用。渋滞時などでの運転支援にも対応した。

LXグレードのヘッドライト(筆者撮影)

さらにLXには、夜間走行時に先行車や対向車を検知すると自動でヘッドライトのハイビームをロービームに切り替える「オートハイビーム」を装備。EXには、ホンダ車で初めて「アダプティブドライビングビーム」も搭載する。これは、夜間走行時、先行車や対向車、歩行者への眩惑を低減しつつ、遠方の視認性を向上するシステムだ。具体的には、ヘッドライトにロービームとハイビームのほかに、歩行者の首から下を配光するミドルビームを設定する。10km/hの低速から作動するこのシステムでは、10km/hまではロービーム、10~30km/hと市街地走行ではミドルビーム、30km/h以上ではハイビームを自動で切り替える。とくに市街地では、運転者が歩行者を見つけやすくする効果が期待できる。

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