2022年卒学生が「最も活用した就職サイト」の結果から「現代就職サイト事情」がわかる。
利用する理由についてのコメントを読むと、就職サイトの強みがわかる。マイナビは、「使いやすい」「わかりやすい」「多くの企業が探せる」と操作性と企業数に対する評価が高く「適性検査の練習ができる」、「マイナビ上でエントリーができ、企業から返信も来るから、使い勝手がいい」という声もある。
また、マイナビの地位は固まっており、「いちばん有名」「いちばん信用性がある」と信頼されている。そして、「大学の就職活動準備講座で勧められ、最初にインストールしたため、そのままいちばん使っている」や「マイナビは学校から最も勧められていて、最初に登録したものであることや、通知も多く助けられているため」というコメントから、就職ガイダンスで利用を推奨されていることがわかる。
ONE CAREER・リクナビの評価
ONE CAREERを支持する学生は旧帝大クラス、早慶クラスが多い。「洗練されている」「充実している」「参考になる」と実践的な情報に対する評価が高い。
「内定者のエントリーシート(ES)やインターンシップの参加後のレビューなどが見やすくて情報が多い」、「先輩の選考経験談やES提出例、企業別特徴がまとめてあるので、大変役に立っている」、「いちばん情報が洗練されている」、「ESや面接体験談が充実している」は、いずれも旧帝大クラスまたは早慶クラスの学生のコメントだ。
リクナビに対する評価はマイナビに似ており、「使いやすい」「有名だから」「信用できる」というコメントが多い。しかし、掲載企業には違いがあり、中小企業が多い。「マイナビよりリクナビのほうが多く中小企業が載っている」、「マイナビにはない中小企業なども多く見つけることが可能だと感じた」。
「メーカーの掲載数が多いから」というコメントもあり、メーカーに強く、中小企業が多いというリクナビの特色がわかる。ただコメントには、ONE CAREERへのコメントのような熱意は感じられない。また、マイナビで目立った「大学からの推奨」という言葉は少なく、言及したコメントは1つだけ。マイナビに比べると、リクナビを推奨する大学は少なくなったようだ。
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