JO1の次は?韓国大手が吉本とタッグを組む真意 「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」の行方は…
「基本的には韓国の番組フォーマットを忠実にすることを考えていました。本国で大成功した事例に沿って、そのまま日本での成功事例を作りたかったんです。ただ、韓国は視聴者も参加者も韓国人。アツくて、感情表現も豊か。練習生たちもみな、下積みの期間が長く、厳しい業界でやってきたので生き残るための競争心が激しいんです。番組の途中で対立したり、激しくぶつかりあったりするシーンが多くありました。
しかし日本の場合は、視聴者も練習生同士がバチバチぶつかるのを好みません。なにより、練習生もおとなしかったですね。競争しながらも、お互い助け合おうという姿勢の子が多かった。オーディション中も、みんなで力をあわせてステージを作る映像素材がたくさん集まり、結果的に優しい編集になりました」(ジャン氏)
「Nizi Project」はHuluでの独占配信。さらに日テレ「スッキリ」でも大きく取り上げられたことで、国民的な人気コンテンツに。オーディションを勝ち抜いたメンバーで結成されたNiziUは、デビュー後すぐに紅白出場を果たした。一方の「PRODUCE 101 JAPAN」は番組本編はシーズン1・2ともに、GYAOで無料配信されている。
「放映先をGYAO!にしたのは、番組のコアである『国民投票(視聴者投票)』をするにあたり、Yahoo! のシステムを活用させていただきたかったからです。厳正な投票システムを構築することが、日本での番組成功のカギになると考えました」と吉本の神夏磯氏は言う。
韓国版の「PRODUCE 101」シリーズでは、2019年に票の不正操作が行われたことが発覚。なんと本来デビューするはずだったメンバーが落選してしまったのだ。番組は終了し、裁判沙汰となり、大きな批判にさらされた。
番組プロデューサーのアン・ジュニョン氏は、懲役2年・3700万ウォン(約360万円)の判決を受けた。こうしたことを受け、日本版ではまず投票システムが重要視されたという。
「PRODUCE 101 JAPAN」は、全国ネット・TBSと組み、TBSのバラエティ番組「王様のブランチ」での露出も話題となっている。デビューメンバーが確定する最終回は、6月13日(日)に生中継される。
ラストスパートに向けて、ファンの熱量は「推しをデビューさせよう」とピークに。投票呼びかけや、応援広告の掲示など、”布教活動”も活発化している。番組からどんなグループができるのか、多くのファンが見守っている。
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