ドラゴン桜に学ぶ「東大受かる柔軟発想」の磨き方 知識量が多くても活用できないと意味がない
マスクの問題での天野くんの解答は、「おいおい!両脇のお前らマスクの使い方間違ってるじゃんよ!誰か伝えてやれよ!」というものでした。
I think the right person and the left person are using the mask wrong and only the person in the middle is correct. The mask role is covering the mouth. However, the right person and the left person hides their own eyes and ears. I think most of us do not use it like this. So, I want to inform they are using it wrong.
細かい文法のミスはありますが、基本的に難しい単語は1つも使わずに、この問題の解答を作っているのです。おそらくこれであれば、模試でも本番でもある程度は点数が来るはずです。
こうやって問題が解けていくようになる過程は、実は東大受験生でもよくあるパターンなのです。
実際、僕もそうだったのですが、英語でツイートを行って外国人と絡んだり、スマホの初期設定言語を英語にして普段からスマホをいじるときにはいつでも英語を使うようにしたりする。
そうやってどんどん英語を活用することで、知識の運用能力を身につけていく勉強法を実践していた人って意外に多いんですよね。必要なのは、どんどん知識を使っていこうとする姿勢なのではないかと思います。
多くの東大生は勉強した内容を説明できるようにする
東大生の中には、世界史の教科書を読みつつ、東大の教授が書いた世界史の本を買い、「なるほど、この部分を研究する人がいるのか」と考えながら勉強していたと語る人がいます。これも、世界史で身につけた知識を大学でどのように活用するのか、意識して勉強するという方法ですよね。
もっと簡単なもので言えば、多くの東大生は勉強した内容というのを自分で説明できるようにすることを実践している人が多いです。ノートに新しくまとめ直したり、後輩や同級生に自分で授業をしてみたり、くまのぬいぐるみに今日習ったことを実際に説明してみるということをしていた人だっていました。
かく言う僕もよく、受験生時代にはペットのオカメインコに「17世紀の世界は……」と説明していました。身につけた知識を、実際に自分の口で説明するという意味で、活用をしていたというわけです。これも、知識の運用能力を上げる勉強の一つだと思います。
知識をたくさん蓄えるだけではなく、その知識をいかに活用するのかということを考えなければならないというのは、東大を受験する人以外でも重要な視点ではないかと思います。そのためには、天野くんのように英語を発信するユーチューバーになる……というのは、さすがにハードルが高いと思いますが、できるところからどんどん知識を活用していくことを実践してみてはいかがでしょうか。
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