9割の日本人が驚愕「これがアフリカなのか!」 新幹線、テックベンチャー、巨大プロジェクト…

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現地に日本人の駐在員が3名います。それぞれ家族を連れ、3家族で計11名がルワンダの首都、キガリで暮らしています。社長は日本の女性です。新婚早々に単身で赴任し、その後パートナーも赴任、ルワンダで2人の子どもが生まれました。後の2家族も子どもを含む家族で、現地で生活しています。

とても美しい街です。官庁や銀行、ホテルなども建ち並ぶ首都の中心部には、5つ星のホテルのマリオットやセレナがあり、近代的なショッピングセンターもできています。バイクタクシーがたくさん並んでいるのは、いつもの光景です。

アフリカに家族で来たら、子どもの学校の心配をする人もいますが、実はルワンダには世界中から大使館や国際機関、NGOやNPOの職員がやってきているため、彼らの子ども向けの学校があるのです。だから、とくに低学年の教育はレベルが高いそうです。

治安も心配かもしれませんが、ルワンダはアフリカの中では安全です。夜も女性が出歩いても大丈夫なレベルです。

むしろ「子育てはキガリのほうがしやすい」と聞いています。何しろ物価が安い。住み込みのメイドを雇っても1人5000円程度(2016年当時)なのです。家事から、育児、学校への送迎もやってくれます。2人雇って計月1万円程度です。

この魅力に気づき、社長は前職の後輩でシングルマザーになった女性に、ルワンダに来ることを勧めたそうです。この女性はルワンダに独力でレストランを開いて大成功します。この話はすでに、本になって出版されています。

千代田区ほどの海を埋め立てる巨大プロジェクト!

私自身も、新型コロナウイルスが蔓延する前までは毎月のようにアフリカに行っていました。ルワンダに滞在したり、隣国のケニアやタンザニア、また西アフリカにも足を延ばし、アフリカ最大の国ナイジェリアや、エジプトや南アフリカを訪問していました。

実はアフリカでは、日本以上に先進テクノロジーが浸透している領域もあります。リープフロッグ(蛙跳び)イノベーション(Leapfrog Innovation)とも呼ばれますが、固定電話なしにいきなりスマートフォンになった、なんて話だけではありません。

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