ヴェゼル対キックス、SUV電動化対決の行方は?

ホンダと日産の電動&SUV戦略車、その違いは

ヴェゼルの走行イメージ(写真:ホンダ)

外観は、いずれもフェイスデザインが特徴的だ。ヴェゼルは、ボディとの一体感を意識した「インテグレーテッドグリルデザイン」と呼ばれるフィン形状のフロントグリル、キックスは日産車の特徴でもある「Vモーショングリル」をそれぞれ採用する。全体的なフォルムは、キックスがスポーティさを強調しているのに対し、ヴェゼルにはSUVらしい力強さとエレガントな雰囲気を両立している。

キックスの走行イメージ(写真:日産自動車)

ボディサイズは、ヴェゼルが全長4330mm×全幅1790mm×全高1580~1590mm、キックスが全長4290mm×全幅1760mm×全高1610mm。全長で40mm、全幅で30mmヴェゼルが長く、背は20~30mmキックスのほうが高い。だが、両車を見比べると、ボディにボリューム感があるためか、ヴェゼルのほうがワンクラス上のサイズに思えるほど大きく感じる。

また、両車にはそれぞれツートーンカラーのボディ色を設定している点も同じだ。ヴェゼルでは最上級グレード「e:HEVプレイ」に設定した5色すべてに、キックスでは「X」と「Xツートーンインテリアエディション」の両グレードで全13色中4色にツートーンカラーを用意する。いずれもルーフとボディを塗りわけた仕様で、Xツートーンインテリアエディションでは、内装色も2色にすることで、より高級感とスポーティさも演出している。

内装は、後発ヴェゼルのほうが装備も充実

運転席からの視界は、ヴェゼルはピラーを後退させたことで、キックスはフロントウィンドウ見開き角を大きくするなどにより、いずれもかなり広く、開放感に溢れる。ハンドルには、どちらも上下調整ができるチルト機構と、前後調整ができるテレスコピック機能を備えるため、ドライバーの体格に応じたポジション設定が可能だ。

ヴェゼルのインテリア(写真:ホンダ)

異なるのが快適装備で、ヴェゼルのe:HEVプレイには、前後席のルーフに日差しの熱を低減するLow-Eガラスを採用した「パノラマルーフ」を装備し、オープンカーに乗るような開放感も演出する。また、ダッシュボード左右には心地よい風を送る「そよ風アウトレット」、室内灯にはランプ周辺に触れるだけで簡単に点灯する「静電タッチ式LEDルームランプ」を全車に標準装備する。後発であることもあり、ヴェゼルの室内にはさまざまな最新装備が採用されている。

一方、キックスは、近未来感あるデザインの電制シフトノブまわりに、パワースターターやEVモード、ドライブモード切替用の各スイッチ、パーキングボタンなどが集中して配置されている点がいい。はじめて乗っても、どこに、どのスイッチがあるか一目でわかるし、走行中の操作もしやすい。

次ページ室内や荷室の広さ、使いやすさは?
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT