仕事のできない人は良い段取りがわかっていない 何からどう手をつけて捌いていくのが効率的か

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アクティブなタスクとパッシブなタスクがある場合、先にパッシブなタスクに取りかかれば、パッシブなタスクの進行中にアクティブなタスクを並列処理できます。

たとえば、「グラフィックデザイナーに概要を説明する」(パッシブなタスク)か「プレゼンの準備を進める」(アクティブなタスク)場合は、先にグラフィックデザイナーに概要を説明しておけば、デザイナーがプロジェクトに取りかかる間に、あなたはプレゼンの準備を進めることができます。

(出所)『超速』(サンマーク出版)

キッチンの作業でも同じことが言えます。この場合、パッシブなタスクから手をつけずに調理すると、仕上がるまでに倍の時間がかかってしまうのです。

「外」の感覚を取り入れ、〆切を作る

集中してタスクに取り組むのに役立つツールの1つが、「音」です。

音楽を聴くことで集中力を高める効果が確認されており、なかでもシカゴ大学の調査によれば、「環境音」は仕事をうながす雰囲気作りにうってつけ。静かな川岸、カフェ、雨音といった環境音を提供しているサイトを利用すれば、集中しやすい状況を作ることができます。

『超速』(サンマーク出版)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

最後に、だらだら仕事を避ける方法として数多く挙がったのが、「自分で締め切りを作る」こと。「午前11時までにプレゼンの準備を終わらせる」など、できるだけ具体的に、そして決めきることを起業家たちは大事にしていました。

制約があることで必然的に集中する状況を作れます。また、リミットがあれば、「なんとかクリアしたい」という意欲にも火をつけられるとのこと。

「完了」は「完璧」よりも優れている――数多くの成功者は「100%を目指して時間をひたすら注ぎ込む」のではなく、「とにかく決めた時間内に終わらせる」のを意識することで、始動にかかる時間を圧縮し、生産性を爆上げしているのです。

ウィル・ デクレール 衣料品ブランド「Loom」共同創設者

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Will Declair

衣料品ブランド「Loom」の共同創設者であり、人々と環境を尊重するテキスタイル業界を提唱している。以前、男性ゼネラリストのメディアアウトレットである「Merci Alfred」を共同設立した。この2つの職業について、彼が好むのは、少しあいまいな主題を選択して(非常に)長い記事を作成すること。

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