仕事のできない人は良い段取りがわかっていない 何からどう手をつけて捌いていくのが効率的か
ToDoリストには始動を早める効果だけでなく、タスク進行中の集中力を維持するのに役立つメリットもあります。
未完了のタスクは、完了したタスクよりも強く記憶に残ります。これは「ツァイガルニク効果」と呼ばれる現象で、頭の中に「To Do」があると、目の前のタスクに集中しづらくなることが判明しています。
そんな集中力低下の予防策として働くのがToDoリスト。必要なものを思いつくたびにTo Doリストへ記録することで、脳のメモリが解放され、思考の処理速度を下げずにすむからです。
ひらめいたら、どこにいても、すぐに書き留める。実際、メモを駆使する起業家は多く、彼らのツールはバラバラです。パソコンでもスマホでも付箋でも、なんでもいいので手を動かして書き留めるのがコツのようです。
「2分でできること」はすぐやる
To Doリストに2分以内で完了できるタスクがあれば「即実行する」というルールを挙げる起業家も多くいました。
すぐにできそうなことは考える前に行動して終わらせる、その積み重ねが大きなタスクのスピーディな完了へとつながるからです。
タスクを即座に片づけることでリスト内の数を減らすことができ、やるべきことが残っている心理的な負担を解消することもできます。
仕事に取りかかる際、人に振れるタスクがあれば「そのタスクを振ってから自分の手を動かす」のがいい順番だという声も聞かれました。
タスクは大きく「パッシブ(受身)なタスク」と「アクティブ(積極的)なタスク」に分けられます。パッシブなタスクとは、人に任せることに関連するタスクや、「大きなファイルをダウンロードする」「承認を要求する」などの「最初のステップ」を指します。アクティブなタスクは、実際に自分の手を動かして進める仕事です。
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