アストラゼネカ製、接種リスクを許容できるのか 橋下徹「リスクあるなら承認すべきじゃない」

拡大
縮小

橋下徹氏:しかし(視聴者投票の)2割は、もう打ってもいいということであれば、これは早急に打っていったほうが。これはもう国の方針としてはワクチンをとにかく国民に多く打つということが目標なわけですから、この21%を拾っていくためにも、アストラゼネカのワクチンを打ちたい人には打っていけばいいと思う。ただ、厚労省がこの中途半端な承認というのは、やめてもらってですよ。尾崎さんにお聞きしたいのは、ほかのワクチンと比較したときに、アストラゼネカのワクチンのリスクは、ほかのワクチンと比較したときに著しい高いリスクということではないんですよね。

尾崎治夫氏:そうです。頻度的には100万人に数人というレベルですから、そういう意味では問題ないと思いますが、ただ若い方に比較的にそういうの(血栓症)が多く出ています。年代の高い方に限って打つとか、そういう形にすれば、しかも接種を望まれる方がたくさんいるのであれば、それはそれでよろしいと思います。

(写真:FNNプライムオンライン「日曜報道 THE PRIME」より)

21%のところにしっかり打っていく

橋下徹氏:そういうリスクをしっかり分析・評価をしたうえで、打てるところに打っていく。これは政治家の責任だと思うのですが、ちょっとでもリスクがあったら全部やめようというような雰囲気になっているが、(早く打ちたいと思う)この21%のところにしっかり打っていく方策を、平井さんぜひ、デジタルだから所管外だとは思うのですが、この21%という数字はものすごく大きいと思いますよ。ここを無視して、全部アストラゼネカをやめる、との判断は、政治として「間違った判断」だと思う。

(写真:FNNプライムオンライン「日曜報道 THE PRIME」より)

平井卓也氏:国民の希望に添えるような形で政府は対応すべきだと思う。早く打ちたいという方がいらっしゃるのであれば、対応できるように厚労省は判断すべきだろうと思います。

FNNプライムオンライン「日曜報道 THE PRIME」 の関連記事
モデルナ製とアストラゼネカ製 特例承認 モデルナ製 自衛隊員で健康調査
ワクチン3社 特性は? 「変異ウイルスにも一定の効果」専門家が分析
新型コロナ 2社のワクチンを特例承認 「アストラゼネカ製」には血栓症を発症する例も 使い道は?

FNNプライムオンライン

FNNプライムオンラインは「テレビとの新しい付き合い方」ができるメディア。フジテレビ系FNN28局が総力を挙げ、これまでのテレビやニュースの枠を超えた記事・動画・ライブ配信・最新ニュースなどのコンテンツをお届けしています。

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT