アストラゼネカ製、接種リスクを許容できるのか 橋下徹「リスクあるなら承認すべきじゃない」
一方、番組にゲスト出演したデジタル改革担当相の平井卓也氏は「国民の希望に添えるような形で政府は対応すべきだと思う。早く打ちたいという方がいらっしゃるのであれば、対応できるように厚労省は判断すべきだろうと思う」と述べた。
以下、番組内での発言。
尾崎治夫氏:例えばですね、モデルナですとほとんど効果も一緒ですし、アナフィラキシーもむしろ少ないですね。アナフィラキシーというのは基本的には接種会場で最長30分見ていればまず防げますし、起きたとしても(治療薬の)ボスミンを用意しておけば、それを打てば、国内でも死亡例はないわけですけど、この血栓に関しては、頻度は非常に少ないですけども、接種の当日起きるということではなくて、接種後数日とか1週間で起きてくる。肺の血栓症だとか脳の血栓症が起きますと致命的なことになりますので、副反応的には扱いが難しいということで、しばらくはその辺を十分検討するという意味で今回のような判断になったんだと思いますので、私はそれを妥当な判断ではないかなと思います。
厚労省が承認したワクチンならと考えていたが…
橋下徹氏:今、尾崎さんの話を聞いて今まで考えていたことが、ちょっとグラついてしまった。というのは、僕はアストラゼネカでも早く打てるのだったら、打ちたいと思っていた。厚労省が承認したのであれば、僕はそこを信用して、と思ったのです。(しかし)厚労省が、もし尾崎さんが言われるようにリスクがある(と判断する)のだったら、やっぱり承認すべきじゃないですよ。ここがものすごく曖昧ですね。ワクチンにはいろいろなリスクがあって、僕は自分の娘に子宮頸癌(けいがん)ワクチンを打たせています。当然、子宮頸癌ワクチンもリスクはあります。そういうこともふまえて、ほかのワクチンのリスクも考えれば、当然それはアストラゼネカのワクチンのリスクもあるだろうと。それを考えても、ワクチンにリスクがあることで、そこを考えて厚労省が承認したのであれば、僕は早く自分の仕事を自由にしたいので、早く打てるのだったら、手を挙げようと思っていたのですが、尾崎さんの話を聞くと「やめたほうがいいのか」なんて、ちょっと思ったんですけどね。
梅津弥英子キャスター:視聴者投票の結果(投票総数2万3,930)が出ました。国内で承認された3つのワクチン、選べるとしたらどうしますか、という質問に対し、「早く打てるならどれでも良い」が21%、「接種が遅くなっても選びたい」が79%。