勉強を心折れず継続できる「東大生」凄いノート術 理科三類生が教える三日坊主にならない方法

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次に紹介するのは、三日坊主防止のノートです。

人間は、物事を継続的にやるのは苦手な場合が多いです。「自分は三日坊主にならないタイプだ」と胸を張って言える人はほとんどいないのではないでしょうか。それは、東大生に聞いた場合だって同じです。胸を張って自分は三日坊主ではない、と言える東大生なんてほとんどいません。どこかで怠け心が出るのが怖い、と口にします。

ですが、それでも東大生は毎日勉強を継続して、毎日ルーティンワークとして努力し続けています。それはなぜかと言えば、毎日の振り返りを行っているからです。

継続的に何かを続けられない人でも、毎日学校や仕事場には行くという人が多いはずです。出欠があって「今日は何ができたのか」が毎日チェックされる環境に身を置けば、みんな三日坊主にはならないですむのです。

これを自分の振り返りで行うのが、この三日坊主防止ノートです。

自分の状況を毎日チェックする三日坊主防止ノート(写真:筆者提供)
1~3日目の目標(ここでは鉄壁 sec1~3)を左上に記入。その下に1日目、2日目、3日目の進捗を記入していく。4~6日目、9~12日目も同じように進めていく(写真:筆者提供)

毎日続けられる目標を立てるのがコツ

まず、最初の3日間の目標を決めて、その目標を達成できたかどうかを下に書いていくのです。

それをもとに、4~6日目の目標を書いていきます。もし1~3日目で無理な日があったらもっと簡単なものに変え、もしもっとできそうならもっと高い目標を作ります。これを繰り返していくことで、毎日を振り返りつつ、勉強や仕事のクオリティを上げていくのです。

このノートを毎日書いていけば、三日坊主になりません。夏休みにラジオ体操で毎日スタンプを押してもらえるからという理由で毎朝早起きをした経験がある人もいるでしょう。あれと同じで、毎日振り返れば必ず少しは努力できるようになるはずです。学校だって出欠があるなら登校しようという意識が働くでしょう。

そのうえで、無理な目標を立ててしまっても意味がありません。毎日続けるというのは、大変な行為です。もし1日でもできない日ができてしまうような目標設定であれば、それはレベルを下げて、達成可能なものに変えていく必要があります。それを3日ごとに設定していくことができるというのがこのノートの役立つポイントです。

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