NYダウが誤発注騒ぎで過去最大の下げ幅、終値は347ドル安--高まるギリシャ発ソブリンショックの恐怖


 ギリシャ国債は90年代以降、サムライ債900億円、ユーロ円建て1450億円でも発行されており、日本も若干保有している。一部の発行主幹事を務めた野村証券によると、「プライマリー(発行時)で買ったのはほとんどが機関投資家で、個人投資家は無視できるほどの割合。セカンダリー(流通市場)で買った人はいるかもしれないが、詳細は不明」という。

4月28日にスタンダード&プアーズがギリシャ国債を投資不適格のBB+へ一気に3段階格下げしたが、この際に、デフォルト(債務不履行)となった場合の回収可能性については「平均的(30~50%)」としている。このため、現状のギリシャ国債の価格は発行時の半値近辺で取引される状況ともなっている。

今後も、格下げの動向は焦点の一つだ。

ギリシャは「格下げ→国債利回り高騰→財政赤字拡大懸念→格下げ」という悪循環に陥っており、ポルトガルなどもそのスパイラルに巻き込まれようとしている。今回、格下げのタイミングが遅いムーディーズが今後、どのように対応してくるかも注目される。

また、ユーロ相場は6日、一時1ユーロ=1.25ドル、1ユーロ=110円台まで急落。7日には多少戻しているが、軟調な地合いに変化はない。日本企業の間では、1ユーロ=120~125円程度を前提としている会社が多く、このままの状況が続くと業績面への影響が避けられない。
(中村 稔 =東洋経済オンライン)

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