意外にハードル低い?「電車の貸し切り」利用法 路面電車やローカル私鉄は低料金で実現可能

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都電荒川線は貸し切りしやすい電車の1つだ(写真:i-flower/PIXTA)

会社や学校など団体での旅行の際は、観光バスを貸し切りで利用することが多い。貸し切りバスの業者は多く、少人数から大規模な団体、マイクロバスから豪華バスまでさまざまな需要に対応している。

確かに団体で移動するときには、集合場所に直接来てもらい、目的地へ直行できるバスは便利だ。では、列車は貸し切りできるのか。結論からいえばもちろん可能だ。鉄道会社によっては、それほど高額の料金を必要とせずに実現できるケースもある。

新入生歓迎行事で電車を貸し切り

実例を挙げよう。筆者が早稲田大学鉄道研究会に在籍していた当時、新入生の歓迎行事として都電荒川線で貸し切り電車を走らせていた。車内で簡単なゲームなどをして、新入生と上級生の親睦を深めるイベントとして行っていた。これは手軽な貸し切りの例だ。

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また、在学中に鉄道研究会50周年記念列車ということで、秩父鉄道のSL列車をOB会である稲門鉄道研究会とともに貸し切った。この際にはOB会が中心となり、秩父鉄道と交渉して実現させた。筆者は参加していないが、その後の60周年などの際にも貸し切り列車による記念列車が行われたということだ。

こちらは大がかりな例だが、やはり鉄道関連団体のイベントの場合、貸し切り列車は楽しいものである。

では、列車を手軽に貸し切りにできるのはどんな鉄道があるだろうか。

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