新社会人に「ゆとり世代」の自覚あり--人事担当者からの評価は高い
今年4月から「ゆとり世代」の入社が始まったが、新社会人自身が自分たちを「ゆとり世代」と自覚しているということが明らかになった。
人材育成コンサルティングのレジェンダ・コーポレーションが、2010年4月に入社した新社会人に向けて意識調査を行った。
今回の調査で、自分たちの世代を何と呼ぶか自由想起で回答してもらったところ、「ゆとり」が1 位となり、彼ら自身が「ゆとり」世代の特徴を自覚していることがわかった。
以下は第2位が同点で「氷河期」「リーマンショック」、第4位が「IT」、第5位「不況」と続く。
同期はライバルですか、友達ですか?と尋ねたところ、友達と考えている新社会人は「どちらかというと友達だ」「友達だ」を合わせて、61.2%と半数以上となり、競うことを苦手とするゆとり世代の傾向が顕著に表れた。
さらに、社内でジェネレーションギャップを感じる先輩・上司の年齢を尋ねたところ、平均年齢は36 歳だった。
また、どんなときにジェネレーションギャップを感じたかについて自由にコメントしてもらったところ、「仕事に対する姿勢」や「飲み会での作法」に関するコメントが目立った。新社会人は、上の世代がプライベートよりも仕事を重視することや職場での上下関係などに戸惑っている。
「昨年より優秀な人材を採用できた」
今のところ新入社員は人事部管轄のもとで研修中というケースが多いが、人事担当者の間で今年の新入社員の評価は結構高いようだ。