「減酒」に成功した人が教える具体的な減らし方 女性や子どもがいる人の飲酒量が増えている
それでも、多くの人が飲酒量をコントロールする新しい方法を見いだした。ミューラーさんは昨年12月に、必ずしも禁酒を望むわけではないが飲酒量を減らしたい人を助けるオンラインコミュニティ、「モデレーション・マネジメント(Moderation Management)」に注目した。
ほかのメンバーとのZoomミーティングに参加し、同団体のフェイスブックのプライベートグループを使って飲酒量を減らすコツやアドバイスを学び始めた。1月には、しばらく飲酒をやめてみて、どんな気分になるか様子を見ることにした。
「今年はまだ1杯も飲んでおらず、ずっと気分がよくなったと、喜んで言える」とミューラーさんは語る。「このグループのいいところは、『2度と飲むな、さもないとお前はアル中の落伍者だ』といったオール・オア・ナッシングのアプローチではないところだ」。
飲酒量を減らしたい人に人気のアプリ
一方、タンパのカーボーンさんは「カットバック・コーチ(Cutback Coach)」という人気アプリを使い始めた。アルコール摂取量を記録し、目標やリマインダーを設定してより健康的な飲酒習慣を身に付けることを助けるアプリだ。
彼女はこのアプリを利用して、毎週の飲飲酒量プランを立てる。このアプリは毎日の飲酒量を記録し、目標に関する通知を送ってくれ、飲酒量を減らしたことでセーブできたカロリー数や、お金などの形で進歩の度合いを教えてくれる。カーボーンさんは、今では週に最低2日の休肝日を設け、飲酒量を半分に抑えている。
「これまでの自分の進歩を見ると気分がよくなり、これからも頑張ろうって思える」とカーボーンさんは言う。「ずっとよく眠れるようになった。以前より目覚めがすっきりして疲労感も減ったし、ジムにも以前より定期的に行くようになった。以前はどうにも行く気になれなかったのに」。
飲酒量を減らしたい人に役立つかもしれない、いくつかのシンプルな方法を以下に紹介する。