営業が下手な人が知らない「刺さる」ほめ方 相手にとって重要なことで「違い」を訴えよう
Mさんの仕事力をほめるために必須である、「Mさんが仕事上でダイジにしていること」がわかりました。なによりもお客さまの喜びがダイジ。
そしてそれを実現しつづけるために、仕事力としては、「①相手の立場に立つ姿勢」「②採算管理の数字力」「③提案力」が重要ということでした。ここでほめるのが難しいのは、「③提案力」の部分でしょうか。①②はMさん自身、自信をもっているので思い切りほめてOK。
でも③は、本人が「足りない」と自覚しているのでただ「すごい」というのは明らかに逆効果(もしくは誤解のもと)です。こういうときは、その絶対的レベルでなく、成長性や努力をほめるのが、良策でしょう。
これでMさんは、元気を取り戻してくれるでしょうか。
自分をほめる
ここまでは、相手をほめる話でした。
でも店頭接客や営業でもっとも重要なのは「自分をほめる」ことです。相手は、何よりもヒトを見ています。あなた自身が「すばらしい」のだと納得したいですし、そう思えたときに、あなたから買おうと思ってくれるわけです。
だから、上手に自分をほめましょう。手順はこれまでと、同じです。
● それらの点で、自分や自分のチームがいかに優れているかを示す
いやらしくなくサラリと、でも自信をもって「差」を強調しましょう。
そしてこれらは、採用面接や(たぶん)会食の席でも使えます。相手をほめ、そして自分をほめること。相手がダイジと思っているところで、アピールです。
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