営業が下手な人が知らない「刺さる」ほめ方 相手にとって重要なことで「違い」を訴えよう
ほめるべきポイント(ダイジなこと)が絞れたら、今度はそこでの「差」です。
自分の11と比べて、もしくは他社製品や世の中の平均像(もしあれば)と比べて、相手のミニの優秀さを、徹底的に示しましょう。
「価格.com」などの商品評価情報を使っても、いいでしょう。さまざまな側面でのユーザー評価が定量化されていますし、重さや大きさといったスペックも一覧できます。
相手のダイジなところで、相手の他との差(卓越度合い)を明確に示す。それがほめるということなのです。
相手の性格や能力をほめる
モノであろうがヒトであろうが同じです。
今度は相手のモノでなく、相手そのものをほめてみましょう。
手順はまったく同じです。まずは相手に「何がダイジか?」とインタビューです。自分勝手に相手をほめるのではなく、まずは相手が重視していることを理解しましょう。
テーマは仕事力にしましょう。
ちょっと自信をなくしている同僚Mさんを、どうほめましょうか。Mさんはこんなことを話してくれました。
「仕事で私が一番大切にしているのは、お客さまだよ。営業だから当たり前だよね」
「でも、本当にそうなの。直接、人のためになることがしたくて、無理言って経理から営業に異動したのが3年前。大変だったけど、よかったって思ってる」
「お客さまに喜んでもらうために、一番ダイジなのは相手の立場に立つ姿勢だと思う。これには自信あるな」
「ただもちろん、会社としての採算もとれないと、その姿勢は貫けない。だから数字に強いことも私の取り柄かな。いつもちゃんと数字は見てるし、間違えないよ」
「なのに最近赤字の案件が多くてがっかり」
「競合が厳しいからなんだけど、それを乗り越えるには提案力を上げることしかないかな。いろいろ勉強はしてるんだけど、まだまだね」
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