河野太郎「ワクチン接種対象者分の供給にメド」 ファイザーと「実質合意」9月末迄に必要量確保
橋下:例えば、イスラエルは早期に契約をまとめるために金額はちょっと高めで購入するとか、世界各国でよく言われている、接種データを提供することによって、供給量を増やしてもらうという報道がありましたけども、今回の合意にあたって、何か、価格なのか、データの提供なのか、そういう「約束」があるのか?
河野:とくに条件面ではありません。
松山:これまで日本政府はまだ承認していませんが、モデルナ製、そしてアストラゼネカ製も、今後承認されれば、接種スケジュールの中に組み込まれていく見通しだ。しかし、今回の合意によって、ファイザー社のワクチンだけで全対象者を打っていく方針に変更する可能性があるのか。
河野:今まで高齢者はすべてファイザー製を接種する想定で、体制を作ってまいりました。そこにとくに変わりはありません。今、承認申請が出ているワクチンは、管理温度が-20℃であったり、あるいは冷蔵温度であったり、いろんな特性があります。承認されれば、その特性を生かした接種ができるのではないか。
いろんな頭の体操ですけどやっておりますので、まだ承認のめどが立っていない。承認の時期その他が見通せないものですから、頭の体操にとどまっています。
しかし承認が見通せるようになれば、それを効果的に、どう使っていくか。今、自治体はほぼ手持ち能力を、100%使ってファイザー製を打っていただいていると思いますので、それに何を加えていったらいいのかを今、考えているところです。
今後の体制と見通し
松山:今後、基礎疾患を持つ人や、一般住民への接種も含めた「新たな工程表」を出す考えは。
河野:6月末までの回数で高齢者すべて、プラス基礎疾患の一部までは、数量が確保されております。自治体がファイザーで、ワクチンを打っていくということを、そこまで続けて繰り返していただければ、非常にその体制に慣れていますので、なるべくファイザーのワクチンを追加して、そのスピードで一般の方にも打っていただき、さらにプラスアルファで、今後承認されるワクチンでどうスピードアップするための体制を組むかということになるかと思います。
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