「若者の焼きそば離れ」対応? エースコックが成功したワケ!《それゆけ!カナモリさん》
■JANJANがくる~
カップ焼きそばの不動の3強といえば「日清焼きそばU.F.O.」(日清食品)、「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」(明星食品)、「ペヤングソースやきそば」(まるか食品)であった。その一角に食い込み、切り崩すことに成功したのだ。「若者にうけた? “縦型カップ焼きそば”売れ行き好調 ~販売個数TOP3に食い込む」(4月19日oriconグルメ)
記事では、日経POSデータを紹介。3月15日の発売週はトップの「焼きそばUFO」次ぐ販売個数を記録。4月に入ってからも「一平ちゃん夜店の焼そば」と競い合いTOP3に食い込むという好調さだという。
同商品はエースコックが2年の歳月を費やして開発した、「若者向けカップ焼きそば」であると、同社ホームページの開発ストーリーにある。開発のきっかけは、「10~20代の食用率の低下」だったという。
商品の二つの大きな特徴は、「縦型容器」と「ソース練り込み麺」だ。
まず、容器については、カップ焼きそば市場30余年の歴史の中において、ほとんどの商品が角形、もしくは円形の平型容器を用いてきた。それに対して、若者の評価は「持ち運びが面倒」「容器が大きくて食べにくい」という不満を持っていた。
例えば、従来の平たく大きな容器はデスクに置くとパソコンのキーボードを片付けなくてはならない。縦型にしたことで手軽に食べられ、何か作業などをしながらの「ながら食べ」にも対応できたという。
味は、食生活の変化から「濃い味を好む」若者の嗜好に対応した結果、従来のように味付けソースを添付するだけでなく、麺の中にソースを練り込んだのだという。
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