現代の狩猟採集民?都会でもできる「採取生活」 春本番!「食べられる野草」が教えてくれること

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ましてやお金を「使わない」工夫など、人生の敗者が泣く泣く考えることで、そのような惨めなことにならぬように頑張って働き稼ぐのがビジネスパーソンたるもの……などと当たり前に考えている方が圧倒的に多いのではないだろうか。

しかしそのような方々にも1つ、心にとどめておいてほしいことがある。

いくらバリバリのビジネスパーソンであったとしても、いずれ否応なく「生活」と向き合わざるをえないときがくるということだ。

それは、老後である。

定年がどれほど延長されようと、あるいは定年のない経営者であろうと、いずれ「ビジネス」の一線から退く日はやってくる。そうなったら誰もが限られたお金で生きていかねばならない。何しろ悪いことに日本はすでに借金まみれ。

しかも人口は減り続け、高齢者は増え続けるらしい。わずかな稼ぎ手で山のような老人を支えなきゃいけない時代なのだ。年金どころか公的な介護も医療も当てにできないやもしれぬ。で、そこへ持ってきてのまさかの人生100年時代! 長生きすればそれだけ金がかかるんであって、さらには病気になったり体が動かなくなったりの心配もしなきゃならん。

結局、生活が豊かになればいい

つまりはですね、お金がいくらあったって足りないのだ。人生は競争に勝てばOK、お金さえあればなんとかなるなんていうビジネスパーソン発想のままでいたら、100年人生の長い長い後半戦を、こんなはずじゃなかったと唇をかみ人を恨み社会を恨み、うじうじと生き、死んでいく可能性がものすごく高いという絶望的な世界がわれらの目の前には広~く広がっているわけです。

しかーし! そこから抜け出す道はちゃんとあるんだなこれが。

ビジネスパーソンの方々は、お金を稼ぐことには熱心だが、実は使うことには案外ドシロートであるということを私は知っている。何しろ私もそうだった。でもお金はそのままでは煮ても焼いても食えないわけで、使ってナンボなんです。

で、結局はお金とは「生活」を豊かにするために使うべきものなのだ。知ってました? 私は正直知らんかったよ。50歳でエイヤアと会社をやめていきなり給料がもらえなくなる生活に突入し、あれこれ苦闘するうちにそのことにやっと気づいた。

いや、うれしかったなあ。だって逆に言えば、結局、生活が豊かになればいいんじゃないだろうか。つまりはうまいもん食って似合うものを着て快適な家で暮らせればよし。信頼できる友達がいて生涯をかける趣味や楽しみがあればさらによし。そこにお金をどれだけ使おうが使うまいが、結果よければすべてよし。使いたい人は使うたらよろし。

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