元婚約者と｢20年後に結婚｣した人の衝撃の真実 夫は美化し､妻は見えなかったよさを発見した

具体的にはフルタイムの仕事を見つけることだ。もともと働くことが好きな頼子さんは帰国後にコールセンターの正社員となった。経済的な基盤を確保しなければ、前向きに離婚できないと思ったからだ。

日本でもジョンさんの浮気癖は直らず、頼子さんは彼に恋人ができるのを待ってから離婚に踏み切った。その後、ジョンさんは彼女と一緒にオーストラリアで暮らしている。

「私が彼を捨てたようには思われたくなかったからです。3人で生活していた頃は仕事帰りに家にすぐ戻りたくなくてバーで飲んだりしていました。でも、離婚してからは娘と2人の家に帰るのが好きになったのを覚えています。友達もいたから寂しくはありませんでした」

ゴルフを始め、より一層頼子さんはモテるように

再婚するつもりもなく、働きながら楽しくシングルマザーをしていた頼子さん。40歳を過ぎてからゴルフを始め、毎週のように雅俊さんに教えてもらうようになった。当時の雅俊さんは前妻との結婚生活が続いていた。

「後から知ったことですが、雅俊さんはアイドルの追っかけの旅をしている奥さんに放置されていたみたいです」

一方の頼子さんは明るく人懐っこい雰囲気の女性だ。このインタビュー中もジョンさんの年齢を聞くと「大宮さんと同じです。ドラゴン（辰年）ですね」などと発言。なんだかうれしい気持ちになってしまった。ゴルフ仲間の3歳下の独身男性からも「付き合ってほしい」と告白されたらしい。基本的にモテるタイプなのだろう。

頼子さんは慌てて否定しつつも、女性がゴルフを始めることの副次効果を説く。基本的に中高年の男性が多く、愛好者同士の交流もあるスポーツなので、独身女性が始めると引く手あまたになるそうだ。

「私は（出会いを）狙っていたわけではありません。でも、行ってみたら入れ食いでした。出会いが欲しい女性はゴルフ場に来ればいいんです」

ちょっと露骨な表現を使いながらゴルフを勧めてくれる頼子さん。オープンな性格だけど人の道から外れたくはない。ゴルフを通して親密さが増していた雅俊さんに、3歳下の男性と付き合うかもしれないことを報告した。