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調査対象となった自治体では全住民が避難した。情報は乏しく、被災住民はメルトダウンの恐怖や先の見えない避難生活で極限の不安に襲われていた。こうした不安や怒りが自治体職員に向かった。
前田教授らの調査では、多くの職員が「地震や津波、原発事故でさえ、あまり怖くなかったが、住民からの怒りにさらされたことが最もつらく、今でも悪夢のように思い出される」と話した。さらに、仕事と家族のどちらを優先させるかの葛藤がさらなる疲弊を招いた。この選択は職員にとって「踏絵」のように感じられたという。
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