任天堂が再びソフト販売本数の記録更新に挑戦 協力会社取材で分かった20%増2億5000万本

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任天堂は2021年度の家庭用ゲーム機「スイッチ」本体とゲームソフトについて、市場関係者の予想を大きく超える記録的な販売に向けて準備を進めている。同社の協力会社やサプライヤー(部品供給元)への取材で分かった。

部品メーカーやゲーム制作会社、販売店などスイッチに関わる各社の幹部によると、新たなゲームソフトのヒット作誕生により来年度のソフト販売本数は2億5000万本に達し、過去最高の2億500万本が見込まれる20年度の水準を上回る見通し。

計画が未発表であるために匿名を条件に同幹部らはゲーム機本体の販売台数についても、有機ELディスプレーを採用する新型モデルの発売で今年度比で横ばいか微増になるとの見方を示した。

世界的な巣ごもり需要の増加が追い風

こうした見通しは、来年度はスイッチやソフトの販売が減速すると分析するアナリストの予想とは対照的だ。

任天堂の広報担当者は、スイッチ本体やゲームソフトの販売見通しについて、コメントを控えるとしている。

任天堂の株価は15日の取引で、前週末比で安く推移する場面もあったが、午後に入りこの報道が伝わると一時1.6%高まで上昇。6万1620円とこの日の高値圏で取引を終了した。

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