任天堂が再びソフト販売本数の記録更新に挑戦 協力会社取材で分かった20%増2億5000万本
コロナウイルスの感染拡大により、当初はスイッチ販売にブレーキが掛かったものの、その後に加速。物流面の制約により供給が滞った後、世界的な巣ごもり需要の増加で販売が急伸していた。
昨年3月の発売後、世界的なロックダウン状況下で人々に癒やしを与えるヒット作となった「あつまれどうぶつの森」は、ゲーム機の販売増に貢献するとともにソフトのパーケージ販売からダウンロード販売へのシフトにもつながった。
”コロナ効果“消えても強力なヒット作により相殺
来年度の任天堂の事業環境について、ゲームコンサルタント会社カンタンゲームズのセルカン・トト代表は「あつまれどうぶつの森や新型コロナによる押し上げ効果は見込めないものの、さらに強力なヒット作や新型機の販売により相殺される」とみる。
アストリス・アドバイザリー・ジャパンのアナリスト、デービッド・ギブソン氏は、スイッチと廉価版「スイッチライト」の販売は当面、好調を維持するとみる。昨年11月に発売されたソニーの「プレイステーション(PS)5」やマイクロソフトの「Xbox」の供給不足が追い風になっているという。
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