R&D費は米国を追い抜く中国新5カ年計画の中身

年1000万人の都市部移住など野心的目標が並ぶ

中国が野心的な経済目標を掲げるのはいつものことで、新たな5カ年計画(2021-25年)も例外ではない。北京で5日に開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で政府が示した主な数値目標は以下の通りだ。

2025年には米国を追い抜く研究開発費

政府は25年まで研究開発費を年7%増やすことを目指している。この結果、25年は3兆7600億元(約62兆8000億円)に達し、米国が18年に投じた5480億ドル(約59兆5000億円)を上回る。

年間1000万人が農村部から都市部へ移住

中国は25年末までに都市部の人口を全体の65%にしたいと考えている。19年は60.6%だった。総人口は14億人で5年間ほぼ変わらないため、約5000万人が5年のうちに農村部から都市部に移り住む必要がある。

5年で医師42万人育成

中国の公的医療制度は先進国の基準によれば資金不足だ。政府は医師の比率を25年までに人口1000人当たり3.2人に増やすことを目標としている。現在は2.9人で、さらに医師約42万人の育成が必要となる。

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