中国、半導体でもこれからの「第3世代」に照準 自力で世界的半導体メーカーの育成を目指す

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わずか20年で中国は人間を宇宙に送り込み、空母を建造し、ステルス戦闘機を開発した。新たな超大国は今、半導体分野でも再びその力量を立証しようとしている。

習氏、中国でテクノロジー革命で欧米依存脱却目指す

世界2位の経済大国が挑もうとしているのは、中国の未来にほかならない。北京で5日開幕する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で示される新たな5カ年計画に半導体覇権を狙うための青写真が正式に盛り込まれる。実用面に野心を重ねた多層的な戦略に基づき、米インテルや台湾積体電路製造(TSMC)と肩を並べる半導体メーカーの育成を目指す。核・原子力分野と同じ重要課題とし、米国の対中政策に振り回されないよう取り組む。

中国が重視しているのは、いわゆる「第3世代半導体」のようなどの国もまだ主導権を確立していない分野だ。装置やソフトウエア、新素材などを扱う新たな大企業を育て、優位に立ちたい考えで、究極的な目標は設計ソフトウエアの米ケイデンスや米シノプシス、半導体製造装置でのオランダのASMLホールディングといったその分野の基幹を成すような世界的企業に匹敵する自国企業を誕生させることだ。

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