ウッズ引退ならTV局やスポンサーに大打撃 ウッズ依存、真のスター不在のゴルフ界の苦境
劇的な復活優勝のマスターズは過去34年で最高の視聴率
ウッズ氏は1990年代半ばからゴルフ界のスターだった。劇的な復活優勝を飾った2019年のマスターズでは、CBSの午前のゴルフ中継としては視聴者数が過去34年で最多を記録したという。
不倫問題など数々のキャンダルが続いてAT&Tやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)など複数のスポンサーを失ったウッズ氏だが、ナイキは96年のプロ転向当時からスポンサーを続けている。また、飲料ブランドのモンスターエナジーなど新たなスポンサーも登場。テーラーメイドはゴルフクラブを、ブリヂストンはゴルフボールをそれぞれ提供している。
調査会社アペックス・マーケティング・グループによると、これらスポンサー企業は19年のマスターズでウッズ氏が活躍し、ブランド名が露出されたことで計2360万ドル(現在のレートで約25億円)余りの宣伝効果があったという。今後、こうしたブランド露出は難しくなるとみられる。
原題:Tiger Woods Crash Echoes Across Golf Industry That He Defined(抜粋)
著者:Gerry Smith
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