子どもの「おこづかい」を決める家族会議の方法 おこづかいの「適正金額」を最初に割り出そう

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1. 貯金
2. おやつ代(高校生、大学生は昼食代)
3. 募金代
4. 文房具などの学用品
5. 遊びのお金(本、映画、おもちゃ、その他レクリエーション代)
6. 個人的なぜいたく品(特別なシャンプー、食べてみたいお菓子、必要ではないけれどほしい文房具やバッグなど)
7. 野球などの地域のスポーツチームの会費や保険代
8. 練習試合や塾へ行くときの交通費
9. 友だちや家族への小さい贈り物

大きくなってきたら次のような出費も調整して出すか検討してください。

10. 洋服代  
11. 大学進学のための貯金
12. 部活や趣味のために必要な道具類
13. スマホの使用料

幼い子どもであればあるほど、支出項目を少なく、シンプルなものにしてください。例えば小学校入学前の子どもの場合は、支出の項目をより少なくしたほうがいいですね。もっと幼いお子さんには、ほんの少しの項目だけを残して、あとはすべて消しましょう。

子どもが必要な金額を出費から割り出してみましょう

アメリカでは教会への献金などの、寄付の習慣があります。日本でそれをことさら意識して習慣化している家庭は少ないでしょうが、「市民的自立」度を上げるためにも、ぜひ寄付の習慣も子どもに教えてあげたいものです。

学校でも赤い羽根やユニセフへの募金の要請はあるでしょう。突然の災害などがあったときにも寄付できるよう、日ごろから募金のための貯金をする習慣をつけましょう。また、寄付という形ではなくても、社会のために使うお金と考えて、フェアトレード商品を購入するのもいいですね。

(出典:『最新版 子どもにおこづかいをあげよう!』より)

手順2:決まった項目を、用意した“ おこづかいヨサンワークシート”に分類して書き出し、それぞれいくら必要か、金額を見積もってみましょう

①で洗い出して決まった、お子さんが1週間に必要としている出費の項目を、“おこづかいヨサンワークシート”に記入しましょう。

それから、その出費の項目ごとに「1週間(または1カ月)にこれくらい必要」と思われる金額を書き込みます。

必ずしも、毎週使うわけではない支出(毎月1回買う月刊マンガ雑誌など)もあるはずです。その場合は月額や場合によっては年額で見積もり、月額なら4で、年額なら52で割って、1週間の額を出してください。

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