子どものカネを収奪する「経済的虐待」の真実 虐待された当事者が手紙に書き記したこと

子どもの自立を妨害する「経済的虐待」
母へ。受験の申し込み段階で、「女を大学にやって遊ばせる無駄金はありません」とあなたに言われ、土下座しても志望校を受験させてもらえなかった。高3の秋から就活をしてもまともな会社が残ってるはずもなく、就職浪人をすることになった私に「なぜ今まで何もしてなかった。どうしようもないクズだ」。
私は、在学中から受験費用を貯めようとしていました。交通費だってバカにならない。けど、バイトをしようとすると「門限があるから許さない。こづかいは十分あげてるからやりくりしろ。ひまがあるなら家業を手伝え」と止めましたね。
体力がなくて、山から山へのアップダウンが激しい片道1時間の自転車通学は無理なのに、定期代もくれません。友人は全員バス・電車通学だったのに。おこづかいはすべて交通費に消え、ほしいものも買えず、受験費用が捻出できるわけもない。安く都合よく使える労働力がほしかったんですよね?
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