「ビットコイン型SNS」じわり広がっている意味 検閲問題解決へツイッターCEOも期待している

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マインズなど、「ビットコイン型」のSNSが人気を博し始めている(イラスト:Daniel Savage/The New York Times)

ドナルド・トランプ氏のアカウント停止に踏み切ったツイッター。だが、同社のジャック・ドーシーCEO(44)は、ツイッターは力を行使しすぎているのではないか、という問題と苦闘していた。ドーシー氏は、暗号通貨ビットコインに使われている新技術がソーシャルメディアの検閲問題を解決する突破口になるのではないか、という問題意識を口にするようになっている。

ユーチューブやフェイスブックが何万人ものトランプ支持者や白人至上主義者による投稿を禁止すると、彼らの多くはLBRY(ライブラリー)、マインズ、セッションズなどの代替アプリに群がった。これらのサイトに共通しているのは、ビットコインの設計に感化されてつくられているということだ。

管理者なきソーシャルメディア

背景には、技術者、投資家、普通の利用者の間に広がる、あるムーブメントがある。インターネットをフェイスブックやグーグルといった巨大テック企業に支配されにくいものとする動きが活発化してきているのだ。

そうした目標を達成する手段として、彼らはビットコインによって導入された新たな技術にますます注目するようになっている。主に権力を分散させる目的でつくられたネットワーク技術だ。

ビットコインは他のデジタル通貨と違って、中央銀行や金融機関ではなく、広く分散したコンピューターのネットワークによって生み出され、流通させられている。単一の出版社ではなく、誰もが編集に参加できるウィキペディアに似た仕組みともいえる。ビットコインの基盤技術はブロックチェーンと呼ばれ、ネットワーク内の分散型台帳にすべての取引情報が記録・保存される。

このブロックチェーンや、それに触発された類似の技術を使って、中央で集中的にネットワークをコントロールする管理者を排除したソーシャルメディアやオンラインサービスをつくり出そうとする試みが広がる。政府や企業がアカウントを禁止したりコンテンツを削除したりするのを、はるかに難しくする動きだ。

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