有名企業は「エントリーシート」で何を聞くのか 設問の「クセ」がわかれば対策が立てやすい

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エントリーシートの歴史は、1991年のソニーの学校名不問採用から始まる。そんな伝統がいまだに生きているとは思えないが、ソニーミュージックグループでは「学校名が伏せられていたこと」(その他私立大・文系)に学生は驚いている。

また自由度が高く「提出内容が、エントリーシートか動画かパフォーマンスで選べた」(その他私立大・文系)、「課題が面白かった」(上位私立大・文系)と好感度が高い。

9位から10位(同率5社)までの6社を見ると、「手書き」「多数の設問」「A4 1枚自由記述」などの特徴がある。全体としてはWebエントリーシートが増えているが、そういう作文には達成感が薄い。工夫が必要な手作りエントリーシートが記憶に残るのだと思う。

バンダイの特徴は手書きだ。

「すべて手書きで、学生時代の取り組みを、絵などを使いカラフルに書いた」(早慶大クラス・文系)

エンターテインメント業界のバンダイはイメージ重視のカラフルな手書きだったが、出版業界の講談社では多数の設問を学生に課している。「設問項目が多くて面倒だった」(早慶大クラス・文系)という学生もいる一方、「面白い質問が多かった」(上位国公立大・理系)と内容を評価する声もある。

「新社名」を考えさせる

味の素では「多数の設問」を挙げる学生がいる。ただ、ユニークなのはその中身。「社名変更」について問うている。非常に知名度が高い味の素だからこそ出せる問いかけだと思う。

「『新しく社名を考える』という設問が面白いと思った」(旧帝大クラス・理系)

「新たな社名を考えよ、という設問があった。ユニークだと思った」(上位私立大・文系)

サントリーホールディングスが学生に課するのは「A4用紙1枚への自由記述」だ。こういうエントリーシートは自信がないと出せないだろう。大胆だと思う。

「今までの挑戦や創造をテーマに写真や色ペンを使って白紙の用紙に書いた」(中堅私立大・文系)

「自分の挑戦を写真や文字で表してPDFでアップロードした」(上位私立大・文系)

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