有名企業は「エントリーシート」で何を聞くのか 設問の「クセ」がわかれば対策が立てやすい

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資生堂も自己PRシートを作成してPDFでアップロードするように求めており、学生は苦労している。ただ、自由作成シート以外の質問項目に工夫があり、多くの学生が「考え込んだ」と感想を述べている。こういう反応を生むのが良問だろう。

「深掘りをするような質問が多かった」(その他私立大・理系)

「考えさせられる問題だった」(その他私立大・文系)

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NTTデータの特徴は設問数が多いこと。「100問ぐらい」と書く学生がいるから半端な量ではない。1問1分としても100分だが、1問の回答を書くのに数分以上を要するので半日くらいかかるかもしれない。

「分量が多く内容も考えるのが大変だった」(旧帝大クラス・理系)

ただし、このような多量設問エントリーシートを書くことはよいトレーニングになるし、自己分析を深める効果もある。

企業が知りたいことは同じ

もうすぐ就活本番が始まり、エントリーシートを提出することで本エントリーするシーズンがやってくる。本稿で見てきたように一律の書式はない。変な質問もあるし、手書きフリーフォーマットもある。設問が多くて文字量に苦労することもあるし、1テーマだけを書くように求められることもある。

いろんな設問があるが、企業が知りたいのは、学生の自己分析と志望動機、そして業界・企業研究の深さなのだと思う。3月までの期間は短いが、キャリアセンターなどを利用し、エントリーシート対策の進捗を確認してもらいたい。

佃 光博 HR総研ライター

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つくだ みつひろ / Mitsuhiro Tsukuda

編集プロダクション ビー・イー・シー代表取締役。HR総研(ProFuture)ライター。早稲田大学文学部卒。新聞社、出版社勤務を経て、1981年文化放送ブレーンに入社。技術系採用メディア「ELAN」創刊、編集長。1984年同社退社。 多くの採用ツール、ホームページ製作を手がけ、とくに理系メディアを得意とする。

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