のいずれかになりますね。
もし、本当にあなたが彼女を、人として「キライ」「許せない」というところまでいっているのであれば、(1)を今すぐにでも決める、というのもありではないでしょうか。
ついていけないと感じているクライアントを連れて、思い切って独立してしまってもいいのかもしれません。いくらトップだとしても、会社は彼女だけの所有物でもお城でもなく、そこで働く人や顧客のものでもあります。自分の感情の赴くままに人格を否定する発言を繰り返し、意見をする機会を奪って服従を求め続けているならば、働く人にとって、彼女の存在そのものが強いストレスになるでしょうし、そのような場に学びや成長があるとは思えません。
傷つけられつらい思いをされて職場を去った人たちがトラウマを抱え、今後の働き方に影響を及ぼす可能性もあります。決断して彼女の下を去ることは、一概にあなたのキャリアロスにはならないのではないでしょうか
でも、あなたのご相談の文面をみるかぎり、その方のことをそこまで嫌っているように感じませんでした。学ぶところがあり、尊敬している部分もあるのですよね。そうなると(2)か(3)です。
彼女は、「裸の女王」だと気付いている
私が思うに、この「裸の女王様」は本当は、「裸」だととうに気づいていると思いますよ。かなりのやり手で、ずっと高い評価を得てきたということですから、人の気持ちに鈍感なはずがありません。逆に敏感に感じすぎてしまって、開き直るしかないと思ってしまっているのではないでしょうか。
お話からは彼女のプラベートが見えてこないのですが、彼女はどんなふうに生きてきた人なのでしょうか。少し想像してみてください。女性で、男性社会の中にあってここまでの成果を残してきた人ですから、長年、自分を厳しく律しながら、すごくしんどいことも乗り越えてきたのでしょう。そして、部下にも、ついつい自分と同じような厳しさを持つよう求めてしまい、うまくいかなかった経験もたくさんしていると思います。その中で、「あそこまで仕事ばかりというのもねぇ」とか、「仕事はできても人としては……」などと、部下が話していると耳にしたこともあったかもしれません。
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