仕事のできない人は文章の「型」がわかってない 書くのが苦手で遅いと悩んでいる人への処方箋
型を使うメリットは、次の6つに集約できます。
2 書くスピードが速くなる
3 文章の流れが良くなる
4 情報の過不足がなくなる
5 論理展開が破綻しにくい
6 結論がはっきりする
頭の中に浮かんだことを浮かんだ順番で書くより、型に合わせて書いたほうが、伝わりやすい文章になります。
「文章のプロの多くが使っている型」はいくつかありますが、今回はその中から、あらゆるビジネスシーンで使える
「逆三角形型」
をご紹介しましょう。
「逆三角形型」で「結論」から書く
・逆三角形型……「①結論 ②説明(経緯など) ③補足(個人の意見など)」の順に書く。
新聞記事、ビジネス文書、実用文向き。
この型の基本は、
「結論→説明」
です。
出来事の流れに沿って書くのではなく、「一番伝えたいこと」 (=読者が知りたいこと)を最初に書きます。
次に結論に至った経緯、理由、根拠、補足事項を説明します。
たとえば、会議の報告書を「逆三角形型」で書くと、次のような文章になります。
【例文】
今期は、プランAを採用し、プランBについては来期に見送ることにします。
-----
簡単な報告書の一例ですが、この報告書を読んだ人は、真っ先に大事な情報(プランAが採用になり、プランBは延期になったという結論)を知ることができます。
途中で読むのを止めても、最低限の情報は共有されます。
書き手側も、「結論→説明→補足」の順番を意識して書いていけばいいので、必要な情報を端的に伝えることが可能です。
「文章が苦手」と思っている方の多くは、「わかりやすく書こう」という思いから、時系列で書いてしまったり、「プランA」や「プランB」の内容やいきさつなどを最初に記したりして、かえって読み手に伝わらない文章にしてしまいがちです。
型は、誰もが再現できるように一般化された知識です。型を身につけ、それに従って書くだけで、誰でもスピーディに「わかりやすい文章」 が書けるようになります。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら