仕事のできない人は文章の「型」がわかってない 書くのが苦手で遅いと悩んでいる人への処方箋
接続詞を削ってもよいか見分けるポイントは、大きく「2つ」あります。
① 順接は削り、逆接(前の文と逆のことを言うとき)は残す
例文でいえば、最後の文の「しかし」が逆接にあたります。逆接の接続詞は、「次の文では、前の文とは違うことを言いますよ」という予告になるため、削ると文意が伝わりにくくなります。
一方、「そして」「その結果」など、順接の接続詞の多くは、なくても文意が伝わります。
順接の接続詞は、文章を書く際には「次の内容を導くナビゲーター」の役割を果たし、スピードアップに貢献してくれます。しかし、読み手にとっては「なくても意味が伝わる」「ないほうが、すらすら読める」ものも多いのです。
そのため、接続詞を多用して一気に書き、書き終わったら順接の接続詞を削ると、スピーディに読みやすい文章を書くことができます。
② 削るかどうか迷ったら、残す
ただし、削りすぎて論理関係がわからなくなってしまっては、元も子もありません。
「削ったら文章がわかりにくくなるかも」と思ったら、順接の接続詞であっても、「残す」ようにしましょう。
「文章の苦手意識は思い込み」と断言できる理由
・書いた文章から、不必要な接続詞を削る。
この2つのステップを意識するだけで、誰でも、わかりやすい文章をスピーディに書くことができます。
僕たちが、セミナー等で「型とは何か」を簡単に説明するだけで、ほとんどの方がブログのような「テーマを自分で決めなければいけない」「長い」文章を書きあげることができます。
ビジネス文章を書く場合「何を書くか」(テーマ)は決まっていると思います。テーマが決まっていれば、あとは型に則って書いて、最後に接続詞を削る。それだけで、わかりやすい文章が書けるようになります。
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